用語名称(日本語、外国語)
トルテ
ドイツ語:Torte
意味
トルテとは、ドイツ語で主にデコレーションされたケーキを指す言葉です。
一般的には、スポンジ生地を何層かに重ね、間にクリームやジャム、フルーツ、ナッツなどを挟み、外側をチョコレートや生クリームで飾った切り分けて食べる焼き菓子を意味します。
特徴として、通常のケーキより生地がしっかりしていて密度が高い場合が多く、小麦粉の代わりにアーモンドなどの挽いたナッツやパン粉を多く使うレシピも少なくありません。これにより、しっとりとした食感と豊かな風味が生まれます。
起源は中央ヨーロッパ、特にドイツやオーストリアにあり、17世紀頃の古いレシピも残っています。タルト(tart)と名前が似ていますが、別物で、トルテはケーキ寄りの多層構造が主流です。
用語を使う場面・対象となる食品
トルテという用語は、洋菓子店のカタログやメニュー、製菓の教科書、レシピ本でよく登場します。
特にドイツやオーストリア風のケーキを紹介する際に使われ、日本のパティスリーでも「○○トルテ」という名前で親しまれています。
対象となる主な食品は、ザッハトルテ(チョコレートスポンジにアプリコットジャムを挟み、艶やかなチョコレートグラサージュで覆ったもの)やリンツァトルテ(ナッツ生地にジャムを詰めた格子模様のもの)などです。そのほか、季節のフルーツをたっぷり飾った生クリームトルテや、モカ風味のコーヒートルテ、ナッツを効かせたチョコレートトルテも一般的です。誕生日ケーキやお祝い事のテーブルに並ぶ華やかな一品として、またはカフェでコーヒーと一緒に楽しむデザートとして用いられます。
日本では、スポンジケーキをベースにしたデコレーションケーキ全般をトルテと呼ぶケースも見られますが、本来のドイツ語のニュアンスではナッツや濃厚なフィリングを活かしたものがより近いと言えます。
家庭で作る際は、春型(スプリングフォーム型)を使って焼くのが一般的です。
この用語を知っていると、海外の洋菓子店でメニューを選ぶときや、自分でケーキを作る際に材料選びの参考になります。
シンプルな材料で作れるものから、時間をかけて仕上げる本格派まで幅広いので、ぜひいろいろ試してみてください。

