用語名称(日本語、外国語)
ドライフルーツ
英語:Dried fruit
意味
ドライフルーツとは、新鮮な果物から大部分の水分を除去して乾燥させた加工食品です。
果物の自然な甘みや旨味が凝縮され、保存性が高まるのが大きな特徴です。主な製法には天日乾燥、熱風乾燥、フリーズドライなどがあり、果物によって水分残存率を変えて作られます。たとえば水分を3〜8%程度まで落とした硬めのものや、16〜18%前後を残したやや柔らかいセミドライタイプもあります。
代表的な種類としてレーズン(干しぶどう)、プルーン(干し梅のようなプラム)、ドライアプリコット、ドライフィグ(いちじく)、ドライマンゴー、デーツ(ナツメヤシ)などが挙げられます。砂糖を加えずに作る無添加のものから、風味や保存性を高めるために糖を加えたものまでさまざまです。
近年は国産の無添加・砂糖不使用品も増え、りんごやみかん、梨などの日本産果物を使った商品が人気を集めています。
歴史は古く、紀元前4000年頃から中東や地中海地域で作られていたと言われています。ブドウを干したレーズンは特に古くから交易品として重宝され、日本でも奈良・平安時代に干し柿や干し栗が記録に残っています。現代ではおやつとしてだけでなく、栄養補給や料理の材料として世界的に親しまれています。
用語を使う場面・対象となる食品
お菓子作りでは、ドライフルーツは生地の風味を深め、食感にアクセントを加える重要な材料です。
特に洋菓子でよく使われ、パウンドケーキ、シュトーレン、フルーツケーキ、クッキー、ブラウニー、グラノーラバーなどに混ぜ込みます。刻んで生地に練り込むと、焼き上がりしっとりとした味わいになり、フルーツの甘みと香りが全体に広がります。レーズンやドライチェリーは定番で、チョコレートやナッツとの組み合わせも抜群です。
和菓子では干し柿やドライあんずをあんや餅に取り入れる例もあります。また、そのままおやつとして食べるほか、ヨーグルトやシリアルにトッピングしたり、ラム酒などに漬け込んで「漬け込みフルーツ」として使う方法も一般的です。保存が利くため、季節を問わず年中お菓子作りに活用できます。事前に小さく刻んだり、粉をまぶしたりすると生地に沈みにくくなります。
ドライフルーツを選ぶ際は、用途に合わせて硬さや甘さを確認しましょう。硬めのものは刻んで使うのが適し、柔らかいセミドライタイプはそのままやトッピング向きです。無添加品は果物本来の味を楽しめますが、開封後は密閉して湿気に注意してください。

