「母の日は毎年5月の第2日曜日」…そう思っていませんか?
実は、母の日の日付は国によって異なり、その起源や祝い方も様々。
この記事では、母の日の日付の由来から、世界各国のユニークな母の日事情、定番からちょっと変わったプレゼントのアイデアまで、母の日に関するあらゆる情報を網羅。今年の母の日は、いつもと違う感謝の伝え方をしてみませんか。
母の日はいつ? 2024年は?
日本では、母の日は毎年5月の第2日曜日と定められています。2025年の母の日は、5月11日(日) です。
カレンダーで確認してみましょう。
- 2023年:5月14日(日)
- 2024年:5月12日(日)
- 2025年:5月11日(日)
このように、母の日は毎年日付が変わるので、うっかり忘れないように注意が必要です。
なぜ5月の第2日曜日? 母の日の由来と歴史
母の日の起源は、諸説ありますが、最も有力なのは、20世紀初頭のアメリカで、アンナ・ジャービスという女性が、亡き母を偲んで教会で記念会を開いたことが始まりとされています。
アンナ・ジャービスの母への想い
アンナの母、アン・リーブス・ジャービスは、南北戦争中に敵味方問わず負傷兵の衛生状態を改善するために活動し、「Mother’s Day Work Clubs(母の日仕事クラブ)」を組織しました。彼女は、母の愛と平和を願う活動家でした。
1905年にアンが亡くなった後、娘のアンナは母の功績を称え、母の日を国民の祝日とする運動を始めました。彼女は白いカーネーションを母に捧げ、それが母の日のシンボルとなりました。
アメリカでの母の日の広がり
アンナの熱心な活動が実を結び、1914年、ウィルソン大統領が5月の第2日曜日を「母の日」と制定し、国民の祝日となりました。
日本への伝来と普及
日本に母の日が伝わったのは、明治時代の末期です。当初は、皇后の誕生日である3月6日(地久節)に「母の日」の行事が行われていました。
現在のように5月の第2日曜日に祝われるようになったのは、1937年(昭和12年)に森永製菓が「母の日大会」を開催したことがきっかけで広まったとされています。
戦後、アメリカ文化の影響もあり、5月の第2日曜日の母の日が定着しました。
世界各国の母の日はいつ? 祝い方の違いは?
母の日は世界中で祝われていますが、日付や祝い方は国によって異なります。ここでは、代表的な国の母の日を紹介します。
アメリカ:5月の第2日曜日
母の日の発祥国であるアメリカでは、日本と同様に5月の第2日曜日に母の日を祝います。カーネーションを贈ったり、家族で食事をしたり、プレゼントを贈ったりするのが一般的です。
イギリス:イースターの3週間前の日曜日(Mothering Sunday)
イギリスの母の日は「Mothering Sunday(マザリング・サンデー)」と呼ばれ、イースター(復活祭)の3週間前の日曜日(移動祝日)に祝われます。元々は、奉公に出された子どもたちが、年に一度、教会で母親と面会できる日でした。ラッパ水仙を贈る習慣があります。
フランス:5月の最終日曜日(Fête des Mères)
フランスの母の日は「Fête des Mères(フェット・デ・メール)」と呼ばれ、5月の最終日曜日に祝われます(ただし、ペンテコステ(聖霊降臨祭)と重なる場合は翌週)。花やプレゼントを贈るほか、家族で食事をするのが一般的です。
タイ:8月12日(シリキット王太后誕生日)
タイの母の日は、シリキット王太后の誕生日である8月12日です。ジャスミンの花を贈ったり、学校で母の日の式典が行われたりします。
その他の国々
- 韓国: 5月8日(父母の日)。両親に感謝する日。
- メキシコ: 5月10日(固定)。盛大なお祝いをする。
- スペイン: 5月の第1日曜日。
- イタリア: 5月の第2日曜日。
このように、母の日の日付や祝い方は国によって様々ですが、母親への感謝の気持ちを表すという点は共通しています。
母の日のプレゼント、何を選ぶ? 定番から意外なものまで

母の日のプレゼントといえば、カーネーションが定番ですが、他にも様々な選択肢があります。ここでは、定番のプレゼントから、ちょっと意外なプレゼントまで、アイデアを紹介します。
定番のプレゼント
- カーネーション: 赤は「母への愛」、ピンクは「感謝」、白は「亡き母を偲ぶ」など、色によって花言葉が異なります。
- 花束: カーネーション以外の花を組み合わせた花束も人気です。
- スイーツ: ケーキ、チョコレート、和菓子など、お母さんの好みに合わせて選びましょう。
- ギフト券: 商品券、旅行券、エステ券など、お母さんが自由に使えるギフト券も喜ばれます。
- ファッションアイテム: 洋服、バッグ、アクセサリーなど、お母さんの好みに合わせて選びましょう。
- コスメ: 化粧品、スキンケア用品、美容家電など、美容に関心のあるお母さんに。
ちょっと意外なプレゼント
- 手作りのプレゼント: 手編みのマフラー、手作りのアルバム、手料理など、心のこもったプレゼントは格別です。
- 体験ギフト: 旅行、エステ、食事、コンサートなど、思い出に残る体験をプレゼントするのも良いでしょう。
- 健康グッズ: マッサージ器、フットバス、健康食品など、お母さんの健康を気遣うプレゼントも喜ばれます。
- デジタルギフト: 電子書籍、音楽配信サービス、動画配信サービスなど、デジタルコンテンツのギフトも人気です。
- 名前入りグッズ: 名前入りのマグカップ、タオル、キーホルダーなど、世界に一つだけのプレゼントも素敵です。
- 家事代行サービス: 忙しいお母さんには家事代行のプレゼントも実用的で喜ばれます。
プレゼント選びのポイント
プレゼント選びで大切なのは、お母さんの好みやライフスタイルを考えることです。日頃からお母さんの好きなものや欲しいものをリサーチしておくと良いでしょう。
また、プレゼントに手紙やメッセージカードを添えると、より一層感謝の気持ちが伝わります。
母の日に関する雑学&トリビア
母の日に関する、ちょっとした雑学やトリビアを紹介します。
- カーネーションの花言葉: カーネーション全体の花言葉は「無垢で深い愛」。色によって意味が異なり、赤は「母への愛」、ピンクは「感謝」「上品」「気品」「温かい心」、白は「純粋な愛」「尊敬」「私の愛情は生きている」などがあります。
- 母の日に電話が最も多い日: アメリカでは、母の日は一年で最も電話の利用が多い日と言われています。
- 母の日の経済効果: 母の日のプレゼントや外食などによる経済効果は、非常に大きいと言われています。
- 「母の日参り」: 最近では、母の日に亡くなったお母さんのお墓参りをする「母の日参り」も広まっています。
- 母の日の歌: 「おかあさん」(作詞:田中ナナ、作曲:中田喜直)など、母の日をテーマにした歌もたくさんあります。
Q&A
母の日のプレゼント、予算はどれくらい?
母の日のプレゼントの予算は、3,000円~5,000円程度が一般的ですが、あくまで目安です。感謝の気持ちが伝わることが大切なので、無理のない範囲で選びましょう。
義母へのプレゼント、何を選べばいい?
義母へのプレゼントは、好みがわからない場合は、定番のギフトや、一緒に選べるカタログギフトなどがおすすめです。事前に、夫(妻)に相談するのも良いでしょう。
母の日、何をすれば喜ばれる?
プレゼントを贈るだけでなく、一緒に食事をしたり、電話で話したり、手紙を書いたりするだけでも、お母さんはきっと喜んでくれるはずです。大切なのは、感謝の気持ちを伝えることです。
まとめ
この記事では、「母の日とはいつ」という疑問にお答えするとともに、母の日の由来、世界各国の母の日、プレゼント選びのヒント、雑学など、母の日に関する様々な情報をまとめました。
2025年の母の日は5月11日(日)
この記事を参考に、お母さんに感謝の気持ちを伝える素敵な一日を過ごしてくださいね!