日本の高齢化と少子化が止まりません。
出生率の低迷に対して、高齢化の加速度が高く社会問題となっています。
高齢化率は世界保健機構(WHO)の定義で3段階に分けられます。
65歳以上の人口が7%を超える『高齢化社会』
65歳以上の人口が14%を超える『高齢社会』
65歳以上の人口が21%を超える『超高齢社会』
日本の高齢化の推移
内閣府が出している日本の高齢化率(65歳以上がしめる割合)の推移をみてみましょう。
1950年:4.9%
1955年:5.3%
1960年:5.7%
1965年:6.3%
1970年:7.1%『高齢化社会』
1975年:7.9%
1980年:9.1%
1985年:10.3%
1990年:12.1%
1995年:14.6%『高齢社会』
2000年:17.4%
2005年:20.2%
2010年:23.0%『超高齢社会』
2015年:26.6%
2020年:28.9%(予測値)
2025年:30.0%(予測値)
2030年:31.2%(予測値)
2035年:32.8%(予測値)
2040年:35.3%(予測値)
2045年:36.8%(予測値)
2050年:37.7%(予測値)
2055年:38.0%(予測値)
2060年:38.1%(予測値)
65歳以上人口の比率ランキング
高齢化比率の2020年予測国別トップ5では日本がダントツの1位になっています。
日本が世界一の高齢化社会となった理由としては、医療を受けやすく技術や予防に関する制度が充実。生活保障制度も充実している点があげられます。
1位:日本 28.9%
2位:イタリア 24.0%
3位:ドイツ 22.7%
4位:フランス 20.8%
5位:スウェーデン 20.7%
65歳以上人口の実数ランキング
高齢化実数の2020年予測国別トップ5でも日本は比較的総人口が少ないにもかかわらず4位にいます。
1位:中国 16,961,000人
2位:インド 9,054,000人
3位:アメリカ 5,573,000人
4位:日本 3,558,000人
5位:ドイツ 1,828,000人
このように、世界中で高齢化が進む中、特に日本の深刻度は高く、どう舵取りをしていくか、世界中から注目されています。
増える国の借金、高齢者福祉制度、年金制度等、支える若者が少なくなる一方で、どのように国として高齢者を含め社会のバランスをとるか?消費税増だけではない、根本的な対策が急務です。